カードに何が書かれているか?
一人の青年が杖のようなものを持ち、片手を上げています。杖は天を指し、もう片方の手は地面を指差しています。例えるなら、雷を吸収する避雷針のような天からの力強いパワーを受け止めんとしている様子です。
そして、机の上には「火を司るワンド」、「風を司るソード」、「水を司るカップ」、「地を司るペンタクル」という4つの道具が描かれています。タロットカードが生まれた中世ヨーロッパでは錬金術の考えが盛んであったことが知られてますよね。
錬金術はこの世の全ては「地・水・火・風」の4つの元素で構成されているというのが根っこの考えです。これがあれば(操作できれば)、何だって、金だって作れちゃうという。
再度、机の上に目を戻してみましょう。ここにはこの世の全てがあるんです。言うなれば『なんだって出来る状態(準備)が整っている』ということ。この道具をどのように使っていくのかはあなた次第。これらを使って新たなステップ、新しい挑戦に向けて思うように動いて良いんだ!という世界観です。
行動しなきゃ始まらない!
このカードは何だって出来るから成功する!!とか、さあ今から動き出せ!!なんてことは言ってません。あくまで準備ができてる状態です。この道具を使うのもあなた、使わないのもあなた。やるのもやらないのも自由なんです。成功するかも、失敗するかも。そんなことはやってみないと分かりません。でも待ってるだけでは何も手に入らないのは世の中の真理ですよね。
求めるものを得るために行動を起こすなら、今でしょ!(古っ)ってことを教えてくれているんです。このカードが出たときは本人が気づかなくても物事は始まっていることが多いです。古い考えに囚われていたら気づけない「始まり」ですが新たなステージにもう立っているんです。吹っ切って、勇気を出して一歩進めば何かが見えてくるかもしれません。
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